図書や文書の原物資料を次の世代に!ブックキーパー脱酸処理

 ブックキーパー(Bookkeeper®)脱酸性化処理技術はアメリカのペンシルバニアに本拠を置くプリザベーション・テクノロジーズ社が開発し、国際特許を取得した技術で、紙の繊維間に酸化マグネシウムの微粒子を定着させ、内在する酸を中和し、紙の利用寿命を3倍から5倍に延長させる資料保存技術です。

 書籍、書類、手稿、地図、パンフレット、新聞など、紙を素材とする様々な形態・材質の資料の脱酸処理が可能です。まず所蔵者様から資料をお預かりし、工場において脱酸処理した上で返送するシステムが基本となります。この脱酸処理とは19世紀中頃以降に生産された「酸性紙」の酸性劣化を抑止させるもので、近現代の図書資料の長期保存には欠かせない劣化予防処置と言えます。ただしボロボロになってからの劣化予防効果は低いため、早めの脱酸処理が望まれます。ブックキーパーは無害・無臭の薬剤を使用しており、その安全性は国際的に広くも認められています。

 弊社のサービスにおける特徴は、資料の選別、輸送、点検、脱酸性化といった一連の作業が独自のシステムによって効率的に管理され、かつ弊社スタッフが一点一点を確認しながら安全に作業を進める点です。また、専門スタッフによる劣化資料の簡易補修業務も併せて提供させて頂いており、図書の破れや亀裂等も補修します。

図書館総合展 2016

ブース番号

78

出展

  • 株式会社プリザベーション・テクノロジーズ・ジャパン

問い合わせ先

  • 専務取締役 横島文夫

webサイト

http://preservationtechnologies.jp/overview-jp.html